すばらしきメダカロマン『月虹(げっこう)編』
月虹メダカは2011年の12月にめ組。がオリジナル品種として世に送り出したメダカ品種です。その最大の特徴はメダカの背中に虹色の光彩が非常に美しく出現するというものです。またラメを多く持つ個体はより一層美しい光彩バランスを放ち、メダカの存在感を光部類で大きく飛躍させた品種と言えます。月虹の作出に関しては、元は螺鈿光の『潜んだ魅力』を見いだし、そこを露出していくことで得る事が出来ました。リリース当初は螺鈿光などの背の虹色、銀色素胞が弱い個体であるとの一般的感想やご意見、ご指摘もございましたが、それらのご意見は、リリースと同時に目の肥えたマニアや有識者の方々から爆発的に指示され瞬く間に高い評価を頂く反響の中で、あまり目立たなくなりました。良いメダカを世に送り出し、その魅力を提唱するには、多くの言葉や理論武装はまったく必要ないと確信したのを良く覚えております。今では『メダカの背における虹色光彩の出現と表現 = 月虹 』これが定着し本当に嬉しく思います。またここの魅了にめ組。自身が着眼し拡張出来た点では、独創的な思想の確保につなげる事が出来たのだとも思います。メダカの美的価値観の中で、背の虹色表現を『月虹』とし、まだまだ進化させる事。今後もこれに続き、他に類を見ない独創性を持った思考で多くのメダカに向き合っていきたいと思います。
め組。では2011年に『メダカの背に虹色光彩の出現を拡張し固定化し、その特徴と、その表現そのものを【月虹(げっこう)】と称しました。そのことによりメダカの背におけるさまざまな品種への虹色光彩の移植に成功し、こんにちの多品種に及ぶ改良品種、新品種のバリエーションの拡充を実現してきております。