三色系の最高峰を目指して!魅惑の『安芸三色(あきさんしょく)』

 

 

 

 

安芸三色(あきさんしょく)

<はじめに>

素晴らしい自然環境に包まれた風光明媚なめ組。の繁殖場であり拠点!ここ広島『安芸の国(あきのくに)』にちなんで命名致しました。め組。では良く日本の国魚の鯉、観賞魚として長い歴史を持つこの鯉の魅力背景にメダカをオマージュすることがございます。本種はまさにめ組。がメダカに求める鱗配色の極意であり、夢の『三色』を実現出来る大変有望な血統だと思っております。鯉の御三家と言えば『紅白』『大正三色』『昭和三色』となりますが、紅白においてはめ組。でも既に世に輩出しております『富士牡丹』『紅富士』などが代表的です。そして次に『大正三色』『昭和三色』と思考はメダカに求めてしまう訳でございますが、この度、それが本種の交配・固定化を追求して行く上でその夢もまた一つ実現に近づいたことを実感致しました。メダカにおける『三色』の配色は今までも多く出現しており、『三色』という呼称も今のメダカ市場でも珍しくはないことでしょう。め組。でも仮にそう見て来た個体群も今までありましたが、今回に至るまでのいわゆる際立つ!『三色』、『安芸三色』という美麗な配色を持った個体群はそうは見ておりませんでした。掲載写真はそれらの真骨頂でもある個体群が悠々自適に泳いでおります。メダカに魅力を感じるお方でも、メダカを知らないお方でも、必ず美しいと言って頂ける光景ではないでしょうか?め組。では、初心者様が見ても、玄人様が見ても、誰しもが素直に見て、美しいと感じて頂けるようなメダカ達を作り続けるというのがモットーです!どうぞ今後ともこの魅力的な『安芸三色(あきさんしょく)』をご忠愛の程、宜しくお願い申しあげます。

<安芸三色の魅力>

普通種体型の透明鱗タイプが基本。やはり、メダカの鱗配色において、三色【赤】【白】【黒】のトリコロールに限りなく近い色分配がバランスよく且つ美しく出た個体を最も美しいグレードとして評価し、その美しさにも魅了されてしまいます。安芸三色は基本的に鯉同様、上見鑑賞に適しており、その容姿も鯉でいう『大正三色』『昭和三色』などのミニチュア版として、近い将来またメダカが歩む一つの道として楽しみの幅が出る種であろうと思います。

もちろん、めだかとして魅力も十分以上に持っており、これから、この安芸三色、赤色、黒色配色の比率を様々な美的バランスにより、検証、また評価対象と基準を多くの安芸三色を愛してくださる皆様の厳しい観点によりもっともっと品種価値が向上して行くのではないだろうかと願っております。また、め組。におきましても、品種改良の経緯からも、本品種の持つ素性を十分に生かした観点で独自のグレード分けをし、現在さらなる多くの交配パターンを組んでより品質向上への実績を積み立てて行き、またより解り易いグレードに区分し、随時ご紹介させて頂きます。

 

<安芸三色における、鑑賞及び累代繁殖などの留意点>

本品種における三色のうち【黒】は特に保護色による発色が強いので、いわゆる暗色環境での飼育下で最もその本来の美しさが引き立ちます。例えば、黒系の器や赤玉や黒系ソイルなどのメダカのへの反射色が黒っぽい環境が、本品種の【黒】の部分の発色を際立たせます。したがって、逆に白系の明色環境においては【黒】の色素が抜けた状態に成り、三色が二色に見えるという特長を持っています。例えばめ組。でご購入頂いたおりに商品到着の時点で、開梱後に「三色ではない!』というお問い合わせがあるかと思います。そのような時は、前途に申し上げました事由であるが故の状態でございますので、ご理解下さいますようお願いいたします。ただし、白系環境において、色素が抜けたという表現という意味では、その後、黒系環境に戻しても、もう黒発色が失われるということではなく、あくまでも保護色機能に依存する症状ですので、黒系環境に戻せばいつでも、その保護色機能が働き、【黒】発色がなされますので、ご理解くださいませ。

また、本品種の累代繁殖における俗に言う遺伝率という点におきましては、まだ高いレベルに域には達しておりません。

しかしながら、確実に遺伝してくる実績はあり、出現する個体の配色も赤系ブチが多く、その多くの中にこの三色系の非常に幅広い配色が大きくグレードを分けて出現してきます。ですので、100%に近い固定率ではございませんが、非常に魅力的な繁殖実調を楽しめる種でもあります。

 

 <オリジナルブランド名のお取り扱い、ご理解について>

『安芸三色』はめ組。発のオリジナルブランド(品種血統)名でございますが、それはあくまでも観賞用における呼称に留まる範囲でございます。メダカの本来の学名や新種扱い、生態学における個別命名ではございませんので、予めご理解の上でご愛称下さいませ。

 現在のペット鑑賞用のメダカ飼育市場における様々な命名・呼称における品種などにおいて、少なくともめ組。が作出し、オリジナルブランドとして命名してきました品種におきましては、多くのめ組。の個体が皆様の元で飼育して頂く上で、異種交配の血統管理においても非常に重要な名分け・把握・分類に役立つと思い、め組。では自社で作出した血統には責任をもって命名をしております。このようなことは近親交配による弱化・奇形個体の増加を抑制出来き、よりメダカ飼育を楽しむ上でも、重要なことであろうと思っております。何卒ご理解の程を宜しくお願いいたします。 

 

A♂-01  両頬透明鱗   A♂-02  両頬透明鱗   A♀-01  両頬透明鱗   A♀-02  両頬透明鱗  

B♂-01  両頬透明鱗   B♂-02  両頬透明鱗    B♀-01  両頬透明鱗   B♀-02  両頬透明鱗 

C♂-01  透明鱗ではない   C♂-02  透明鱗ではない   C♀-01  透明鱗ではない   C♀-02  透明鱗ではない  

D♂-01  両頬透明鱗   D♂-02  両頬透明鱗   D♀-01  両頬透明鱗   D♀-02  両頬透明鱗  

E♂-01  両頬透明鱗   E♂-02  両頬透明鱗   E♀-01  両頬透明鱗   E♀-02  両頬透明鱗