螺鈿光の進化

 

 

みなさんこんばんは!お久しぶりでございます。このところめっきり冷え込んで参りまして、今年はやや遅めと感じておりました冬の到来も本格的になって参りました。とかくメダカの飼育管理においても心配も多い季節でもありますが、何か解らないことがありましたら、メールやお電話でもお問い合わせくださいね!

さて、最近ではこの場での記事もそう多くの頻度を持っていなく大変申し分けないのですが、現在、め組。ではこれからのメダカ作りに対しても非常に長いスパンになりますが、計画的でより精度の高い繁殖計画の確立と実施を見込んで、日々研究に打ち込んでいます。め組。のこれまでの経験と実績を元に、更なるメダカの生理学における複雑で魅力的な理論値を人間という非力な立場で、分析、実体験していくためにもまだまだ物理的な試行錯誤が足りていません。実は、そこが面白くてたまらないのですが。め組。も日中の繁殖場での作業を終え、ラボの方にこもると生体の整理や蓄積データの見直しなどでついつい時の経つのを忘れてしまいます。メダカの累代繁殖は非常に回転率が早く、その研究での成果の集積は比較的条件は良いのですが、とにかくそれと真剣に向き合ってしまうと、整理というものが大変です。決してメダカをデスクで産み出しているつもりはないのですが、繁殖・改良理論を簡素なものでも独自のアルゴリズムとして考察していくことも面白いポイントになるのです。得てしてそれが、興味深い成果としての片鱗が見えた時はちょっと感動ものですよね。あ!メダカだけに片鱗とはちょっとダジャレ臭かったですかね?まぁでも、成果としてはこれまでも失敗だらけなのですが。

さてさて、本日は先日より、リリースしました螺鈿光品種から発生している新系統についてです。螺鈿光とは言わずと知れたメダカ品種における金属光沢を外皮層に持ち、こんにちの改良品種の魅力、可能性を飛躍的に開花させた金字塔でもあります。め組。ではこの品種の根源価値を『守り』世に提唱していくことに長くメダカを知る者として、大きな使命感も持っています。その取り組みによって、これまでたくさんの真実の恩恵を授かりました。今回の螺鈿光の系統品種『鏤(ロウ)』の誕生もその一つなのです。鏤(ロウ)の魅力は特にはそのラメの鏤める範囲と形質、色調の容姿とバリエションです。その鏤(ちりば)めることの美しさを、読んで字のごとし、鏤(ちりば)めるを鏤(ロウ)と読み、新しい呼称といたしました。め組。ではこれまでの螺鈿光品種における特徴のバリエーションは無数に観察して参りましたが、これからもこうして系統群を整理していきたいと思っております。どうぞ宜しくお願いいたしますね!

Facebookコメント