意外とグロテスクなメダカの顎骨格

本日はちょっと思考を変えてこんなのも作ってみましたよ。以前にもこの日記で申しましたけど、メダカの口(顎)って意外とガッシリと生命力を強く感じる構造になっているんですよね。吻(くち)部の先端に2列の棘(とげ)状小歯(60本前後)をもつ上下両顎があり、上顎の前上顎骨には2、3列の円錐歯があり、それらは雄では大きく数が少ない。雌はそれに対して小さく数は多いとされる。雄の口の両端の部位にはより大型の歯が3〜6本生えていて雌はまた全て小さい。このように、普段何気なく見ているメダカの顔ではありますが、一口に口でも(シャレではありませんが)雄雌で形状の差はあったり、こうしてしっかりと歯が生えて野生でも獲物をしっかり加えて食事をしているのですね。ふだんのかわいいパクパクお口では想像付かない骨格です。

※雄雌の形状差異に関してはまた別の機会に紹介させて頂ければと思います。