魔王
みなさんこんにちは!本日も寒いですねぇ。今日は祝日。成人の日ですが、め組。はもう2回成人してます(笑)め組。が新成人のころは何をしていたかというと、一生懸命自転車こいでましたね。多分、その日も朝から練習に出てギュンギュン自転車こいでました。まぁ今こうして思い起こすと、今はメダカ業、ギュンギュン突っ走っています。競輪選手も引退する仲間もいますが、め組。のようにメダカ業みたいな特殊なことをしてる人は少ないかもですね。あぁ!そうそうアクアデザイン アマノ(ADA)の創始者 天野 尚氏も元 競輪選手って聞きます。あの方はものすごく成功されていますからね。機会があれば一度 お話を伺いたいものです。め組。も負けないでがんばらなくっちゃ。さて、本日の話題なのですが、『魔王(まおう)』メダカ。デビュー当時は本当に賛否両論 頂きました。賛否の否ですが、そのほとんとが『魔王』ってなんか怖いヨ。悪魔みたいじゃん、、、かわいいメダカに魔王という印象は似ても似つかない。せっかくキレイなメダカなんだから他を考えた方が良いじゃぁないですか!っていうご意見も多かったですねぇ。それでも一度付けた名前ですからそう簡単には変えられない。まぁ徐々に慣れてもらえるかなぁ?なんて思ってました。それが、今、本当に皆さんに魔王!魔王!って親しんでもらえるようになったことを日々実感するようになり、あぁ本当に良かったなぁって思えるようになりました。メダカの名前っていうのは元来、かわいい表現やどこかぁ古風なものや比較的おとなしめのものが多かったり、どうしても特定のイメージや趣向などに偏っていたようにも思います。確かにそれはそれで万人受けしやすく良いのですが、一方ではめ組。はそういったものに固執し続けていてもなかなか踏み出せる幅は多くなく、もっと自由発想でメダカと向き合いたいなぁって思っていました。メダカ屋としてメダカの名前をセンセーショナルに発表するということは、ある程度は注目も頂き話題にもして頂けるなどの要素もありますが、かなり危険なことであろうとも思っています。いい加減なことをすればそれだけダイレクトにお店の印象やブランド価値も損ないますし、楽しんで頂くお客様にも迷惑をかけてしまうこともあることでしょう。いつもめ組。では新しい品種や呼称を創出していく上で慎重に慎重に考えている部分でもあります。そういった意味でも今回の『魔王』の発表はちょっと緊張の度合いが大きかったです。でも、意外にこの魔王という名付け発想は早かったんです。頭の中では。そのメダカの持つ特徴であるブラックボディーに、ラメを持ち、またその背には七色の表現幅を持つ光彩があり、特にブラックボディーに差し込む赤は非常に美しく、その量が多ければ多いほどその妖艶で不可思議な魔力を感じるほどの圧倒的な存在感を醸し出すのです。メダカでありながらこの威圧感は見ていくごとに何か今までのそれとは感じる部分が違って来ているという印象であったのをよくよく覚えています。そして最も最上級になってくると、その七色のラメは上半部にとどまらず、下半部にも散り、背鰭などでは良く螺鈿光系の光彩を元に、また進化した七色の表現を持ち始めているものもいるのです。この背鰭の光彩においては青、緑、金系と螺鈿光ヒレが基本ですが、ここに部分光彩をもった七色表現を入れこんでいくことも、今後の魔王品種の将来性に期待しているところなのです。魔王はその手がかりとなる品種だと思っています。輝きは黒地において最大の光美をもって放つものです。魔王はその下地として実際に自分のボディーを持ち、自らその光を放つ訳ですからまさしく最高のメダカとなっているのです。はじめは魔王と怖がられるやメダカなのにかわいくないなどの方向性へ転じることも心配しましたが、そんなめ組。の心配もよそに魔王はしっかりと今に君臨し皆さんに愛されているように思えます。メダカの世界において、一つの刺激を作った代名詞であり続けるためにこの魔王をもっと素晴らしいメダカに仕上げていくことを今後も尽力したいと思っております。本日はなんだか長々なくだりになってしまいましたね。たまにはここでメダカを語るのも良いかなぁ。本当はもっともと多くのことをここでも語りたいのですが、みなさんどうぞご来店の時にはみなさんのこだわりたくさんおしゃべりしましょう。