アルビノクイーンと言えば、め組オリジナルブランドを代表するメダカです。

アルビノクイーンの特徴といえばブドウ色をした眼を持っています。これをブドウ眼(め)といいます。光りの当たり方によっては、真っ赤に見えたり真黒に見えたりおもしろい特徴を持っています。体色はイエロー・オレンジ・ピンクホワイトと体色があり、水槽飼いはもちろん上見でも十分に鑑賞出来るメダカです。私はこのメダカの品のある美しさに見惚れ、メダカの女王、クイーン(Queen)の称号を与えました。


【アルビノクイーン作出の道のり】

まず1番初めの交配はアルビノメダカ(オス)×楊貴妃メダカ(メス)の1対1交配からのスタートとなりました。

通常は容姿(メス)・体色(オス)での交配ですと親めだかの特徴を遺伝しやすい傾向があります。

次にアルビノの中に偶然ブドウ眼を見つけてこの時光りの当たり方によって変化する眼に魅了されてブドウ眼を持ったメダカを必ず作りたいと思いました。

それから、F1の子供とブドウ眼を交配させました。この交配で生まれてきた子供と濃い赤系の楊貴妃透明鱗と交配をさせました。

現在F9まで交配続行中です。眼の色がブドウ眼になったことにより、従来のアルビノメダカより飼育、繁殖が容易になりました。


また、今までの経験からイエロー同士を交配した場合、基本イエローが生まれてきますがオレンジ(10%)・ピンクホワイト(10%)が生まれてくる可能性もあります。ブドウ眼の固定率は個体差にもよりますが約70%くらいまで上がっています。ある水槽によっては、90%以上の遺伝を確認しました。