黒鱗(こくりん)の仕上がり

みなさんこんばんはぁ。秋もめっきり本格的になって参りましたね。かといって涼しくなるかなぁ?と言えば、朝夕の冷え込みとは裏腹に日中はまだまだ暑い日々でございますね。皆さんお体には十分気をつけてくださいませ。め組。もなかなか若い時分のころとは違い、体が無理なことにはしっかり反応するようになりまして冬を前にしてちょっと体力作りもしていかないと思っている次第です。よぉ〜っし!がんばりますよぉ〜!!

さてさて、本日の画像はめ組。創業当初より付き合いの長い、オリジナル品種の黒鱗(こくりん)です。黒い鱗と書いてこくりんと読みます。字のごとく鱗に綺麗な黒が入るのですが、正直見た目はちょっと地味なの?って思われるかもしれませんが、これがなかなかの深い魅力を持ったメダカなのです。メダカにおいてウロコの配列というものはなかなか明白に伺えるものではないのがほとんどなのですが、この品種に至っては非常にウロコの存在が目立ちます。並び方や部分別のサイズまで。。これはウロコに黒素胞がキレイにのっているので、いわゆるウロコの境界線までもが見えやすいものになっています。また松果腺に関しても普段は見えにくいですが、その位置も解りやすく見えます。これらのコントラストが強い鱗群の見え方はいわゆるスネークヘッドや古代魚の風格にも近いとおっしゃるお方も多く、メダカフリークの中でも、一部水を分けた魅力を持っています。そうしたシブ系、玄人好みのこの品種も、今では価格的にも非常にリーズナブルになり、いろいろな意味で魅力はまだまだ深い。そして、近年また非常に美しい仕上がりへと磨き上がって来ているので、ここを起点に目指すものを多く持つお方も増えています。先日、県外からいらっしゃたお客様が非常に鋭い洞察でいろいろ指摘されましたが、かなり高度な知識や思考をもたれたお方で、め組。もその熱意と観察力に感銘を受け熱い話をさせて頂きました。そのお方もこの黒鱗のその部分に執着されたんですよねぇ。なんだかちょっと嬉しいめ組。でした。

『メダカは見る人の思いによってその魅力も見え方も自在に変化していく』というのがめ組。の考えです。このメダカを。この品種を絶対にこうしてやりたい!という信念とチャネルを多く持ちながら打ち込んでいくというのはある種のロマンなのですよねぇ。

うぅ〜ん。秋だなぁ〜

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